カロル

耐光カロル第一楽章.

まばゆき光の世界。全ての色が失われ行く
たたえよ虹なす色を。耐光カロル

完全を求めた結果得られた1。関係は要素1からは生まれないと、世界の主体は物でなく関係にあったと、その時になって気付いた。

耐闇カロル第一楽章.

世界駆ける力のライン。内に潜むは漆黒の夢
たたえよ虹なす光を。耐闇カロル

よりよさ。今以上。それを求めただけだ。邪魔が入らなければ世界が半身を失うこともなかった。

耐火カロル第一楽章.

砦襲う戦乱の炎 。驕れし者の心を冷やす。
魂は炎を制する。耐火カロル

剣を極めたもの。最強故にその脆さを知る。

耐寒カロル第一楽章.

最果ての不毛の荒野(こうや)、凍える民(たみ)決断の時
星を見上げ炎を囲む。耐寒カロル

弱さ故に、未知の荒野を求め、あるいは求めざるを得なかったもの。約束の地。 それはそこにあったのではない。夢が、希望が、そこに作り出した都なのだ。

耐風カロル第一楽章.

大風襲う南の島。流る狩人も砦に集う
知識は罠か、恩寵か?耐風カロル

森の頂点に立つ者。草を枕とするハンター達。自然に抱かれ受け入れるそんな彼女らも、 嵐の夜には《シェルター》を求めるのだ。

耐震カロル第一楽章.

大地裂け世界が揺れる。全てのものが流砂に沈む
希望は空の彼方に。耐震カロル

永遠を夢見、それを実現したもの達の都。古都は死なず、ただ大地に眠る。

耐電カロル第一楽章.

我らは築く、奢りの塔。天の槌に砕け散ろうと。
石積みが、人の証(あかし)。耐電カロル

城塞都市。空中庭園。それは神に抗い世界に抗うべく生まれた者達の都。バベルの塔。

耐波カロル第一楽章.

押し寄せる大津波。水の都が波間に消える
技に溺れ技が救う。耐波カロル

貿易港。海に栄え、海に沈んだ都。箱舟。継がれるもの。


カロルのシリーズはわりと気に入ってるんだけど、どこがカロル(賛美)なんだという葛藤があったりなかったり。もうちょっと救いがある方がいいのか。