スレノディ

光のスレノディ.

静かなる地底の世界。癒しの力、凶器となるよ
影なき光の呪縛。光の挽歌

いまぼくの持ってる光のイメージは、「闇の暴走を止めようとして、結果的に国を滅ぼした」という話。

イメージは多分昔のFFの「闇の4戦士」のエピソードあたりとも繋がる。正義の名の元に、秩序の名の元に発現する破壊の力。

闇のスレノディ.

満たされた闇のグラス。多くを求め凶器に変わる
恐れよ原初の闇を。闇の挽歌

実際にこれを歌いたい状況というのは、骨にディスペルがレジられた時とか、コウモリにブラインを入れたいときとかと思う。

なので、闇の者に闇で攻撃する、闇が満ちる物にさらに一滴の闇を加えて溢れさせるイメージ。

闇は欲求。満たすものであり、求めすぎて暴走するものであり、強大な力を持つもの。

炎のスレノディ.

その誇り守るため、正義の刃、狂気に変わる
鉄溶かすその力。炎の挽歌

サンドリア。というよりはドラギーユ王朝だろうか?力と誇りとは、暴力と傲慢の裏返し。

タルタルはクォン大陸をエルヴァーンに追われた歴史があるのだ。

力が約束するのは破壊。そして再構築。善か悪かとは別の次元の物。

氷のスレノディ.

恒久の時を求め、尽きぬ探求、狂気を呼ぶよ
動き止め、時を越えよ。氷の挽歌

タルタル。導かれたのは伝説か歴史か。魔法という禁断の箱を開けたのはタルタル。

好奇心は猫を殺し、人をも殺す。知識を求めることは、知識を蓄えることは諸刃の剣。怯懦とは身を守る術

氷とは停滞、停止。知識は書となり、保存され、忘れ去られ、時を越え、いつか、意思に拠って解かれる。

風のスレノディ.

疾きもの、儚きもの、無垢なる魂(こころ)、無垢なる狂気
風よ伝え運べよ。風の挽歌

ミスラ。しなやかに、柔軟に、自然と共に生きる。自然を支配するでなく、自然によって生きる。

違う秩序を胸に街を外から眺める時抱くのは優越感か、無関心か、あるいは嫉妬か。

風は世界の心に満たされ、時にそれを伝える。それは魔法となって我々の目の前に現れる。

土のスレノディ.

変わらぬ物よ、時の中で、積もる想いは、狂気に変わる
大地は錆と血の賜物。土の挽歌

ガルカ。変化の否定。完成された物はまた、それ以上進むこともない。

忘れることも適わぬなら、魂は小さな憎悪の蓄積に耐えられるのだろうか?

大地はただ静かにそこにあり、朽ちるものも生きるものも受け止める。

雷のスレノディ.

今日がすべて手の届くは全て。幾多の欲を人は狂気と。
刹那なる槍が裁く。雷の挽歌

ヒューム。変わる物。生まれ、為し、残し、死ぬ。それを由とする。

刹那に生き、死するともその屍を越えるものあり。無垢にして無知。

それは実験。それは科学。それは呪いにして、恩寵。

水のスレノディ.

全てを受け入れるものよ。船が運ぶは、狂気か富か
清濁超える大河よ。水の挽歌

多民族国家タブナジア。あるいはフォモール。民族の融和。受け入れる器。

水を湛えれば人が集まり、薬を湛えれば人を癒し、毒を含めば人を殺す。

全てを得、何も自らの物としない。それが器。

水のスレノディの「雷属性で水耐性を落とすという性質」は、「イモムシ(氷雷弱点とされる)に湾曲を入れる状況ではサポ詩でも一応それなりに実用に耐える」、とかはどうでもいい知識か。


スレノディは理解するのがすごく難しい。

たとえば、光のスレノディ。この歌は、「エフェクトは白」なのに、「闇属性」であり、「対象の光耐性を弱める」。

たとえば、闇のスレノディ。この歌は、「エフェクトは黒」なのに、「光属性」であり、「対象の闇耐性を弱める」。

ここまではまだいい。

炎のスレノディ。この歌は、「エフェクトは赤」なのに、「水属性」であり、「対象の炎耐性を弱める」。

氷のスレノディ。この歌は、「エフェクトは水色」なのに、「炎属性」であり、「対象の氷耐性を弱める」。

以下略。

個人的には、イメージの描きにくさという観点では、全魔法、全アビリティ中でも屈指じゃないかと思う。

ただ、スレノディに反応する人の立場で言えば「氷のスレノディ->ブリザド, パライズ」とダイレクトにわかるので詩人の詠唱開始(とレジの有無)だけで判断できる。なので、効果についての説明は省いた。

問題は歌う人がどう納得するか。内容にはまだ迷いもあるんだけど、各属性の象徴するもの。いい所と悪いところ、恩恵と呪詛を並べてみた。力は力としてただそこにあり、善悪は人が決めるもの、というイメージ。凶器・狂気が並ぶのはSound Horizon、というかArk(Reloaded ver.以前)の影響。

スレノディは歌詞が結構頻繁に変わってて、これはたぶん2006/06/11ごろの版。さらに詠唱時間が短いので、1行目とそのウェイトはコメントアウトしてある。