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MIDIの命令の一分類。
「ノートオフ」
発生中の音を止める。
MIDIのオルガンなんかだと、鍵盤を押した瞬間に「9nHノートオン」が発生して、鍵盤を離した瞬間に「8nHノートオフ」が発生する。
オルガンだと「音が出る、音が止まる」とわかりやすいが、ピアノだったらキーを叩いてから何十秒も放っておけばだいたい音が止まってるから「音が止まる」という意味とは少し違う。また、鍵盤楽器であるとも限らないので、あくまで「ノートオン、ノートオフ」というのが正しい。
鍵盤楽器なら「このキーを押した、離した」ということになるけど、リコーダーとか、和音が出ない(ポリフォニックでない=モノフォニック)ような楽器だったら次の音程を鳴らしたら前の音は止むし、ピアノを忠実に表現しようとしたら、ノートオン中の弦は共鳴しやすいからベロシティ0でC5,G5をノートオンしておいてからC4をベロシティ127で叩いたらC5,G5が共鳴して鳴ったりとかいうのもあり得るけど、そういうことをやるかどうかとか、ノートオン、ノートオフの意味づけは楽器ごとというかそのMIDI楽器次第、MIDI楽器デザイナー次第ということらしい。
「ノートオンで無音も表現できるからオフは使わない」というポリシーもあるみたい。
*8nH
8nHは「数字」。nは数学屋さんが好む表記法で「natural number=自然数=1,2,3みたいな、0,-1,0.3とかは含まない数字」を表す。
「何かかっこいいから使う」という意味が割と大きいけど、理系はあんまり良く使うので一瞬で理解するようにできてるのがメリットといえばメリット。
16進数の80Hから8FHであり、10進数で言えば128から144。ならそう言えという気がしなくもないけど。128-144より8nHの方が馴染みやすいと考える人も多分いる。