UTAUの心臓部?「resampler.exe」に関するメモ。

http://utau2008.blog47.fc2.com/blog-entry-7.html

と、UTAU4.15収録の"Voice resampler tool Ver14.02r"を照らし合わせたメモ。

''※注意:UTAU使い込んでない人の個人的なメモなので内容が間違ってたりする可能性は多分にあります。''
**概要
UTAUの、エディタ部分を除いた基本機能の大半が含まれていると思われるWindowsバイナリ。
多分、
-wavファイルを読み込む
-fundamentalを探して音程を特定して別ファイルに記録する
-引数で指定された「音程・音量・長さ」に、フォルマントを残したまま変換してwavファイルに出力する。

ということをやっているプログラム。エディタはこのresampler.exeを起動するバッチファイルを生成実行しているっぽい。

元のWavデータは正規化っぽいことをしてないのが前提で、その補正のためのオプションがある。

**引数
※用語は勝手に付け替えてます。
※個人的に使ってみてない機能には触れてません。

仕様上、infileからobsoleteまでが必須。
実行時の実用上はvolumeまで必須と思われる。
pitchCorrect/pitchBendはデータベースと運用次第?
省略可能な引数もあるが、引数判別の仕様上、全引数指定するのが無難。

 $resampler infile outfile notename obsolete bre preOfs gate att postOfs volume pitchCorrect pitchBend

-infile:原音wavファイル
-outfile:生成先wavファイル
-notename:ノート名(C4等)
-obsolete:使用しない
----
-bre:ブレシネス(B0からB100で指定。デフォルトB50)
----
-preOfs:infile先頭から見た、outfileで使うデータまでのオフセット(ミリ秒)
-gate:outfileの再生時間(ミリ秒)
-att:preOfsから見て、「ADSRのATTACK」扱いとなる範囲(ミリ秒)
-postOfs:infile終端から見た、outfileで使うデータまでのオフセット(ミリ秒)
----
-volume:MIDIで言うvelocityと思われる
----
-pitchCorrect:原音の音程の変動を残す量
-pitchBend:音程の変動。原音の256サンプル単位。最初のデータの末尾にQtempo(tempoは数値)を指定すると四分音符の1/96を単位とする。
**参考
必須の引数なしで起動した場合Usage的メッセージを表示して停止する。
メッセージ中Bressinessは多分Breathinessの間違い。

resamplerはひたすら原音のwavのピッチを変えたwavを生成して、最終的な「うたう」wavファイルはそれをwavtool.exeで結合してる。ということらしい。引き数見た限りでは、曲の先頭から一つずつ(うまいこと)繋げてるみたい。
**関連項目
【UTAU】【wavtool.exe】


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