File format for VOCALOID3

vsqxとか呼ばれているファイル形式に関するメモ。
-Vocaloid3 Editorが使う保存形式。
-xmlベース。少なくともwell-formed XMLである印象。
-Schemaの定義ファイルの類(vsq3.xsd)が存在するかは未確認。
-Schemaに関する情報はjob pluginSDKドキュメントにあるような感触。まだ見てないけどないわきゃあない。
-Windowsから見える名前は「VSQX ファイル (.vsqx)」
-Vocaloid3 Editorで保存時に表示される名前は「VOCALOID3 Sequence (*.vsqx)」
-ドキュメントが存在するかは未確認(vsqファイルのMIDI相当部分についてはVocaloid2製品マニュアルに仕様書がある。MIDI関係ない部分については仕様書出てなくてcadencii方面で研究されてかなり解明されてるらしい……ということは実はvsqxについてもそっちの開発者の間では解析完了してるような気もする)。
-いつからあったかは不明だが、実はインストールディレクトリにある"VOCALOID/VOCALOID3/vsq3.xsd"がXMLスキーマ定義ファイルのようで、ファイル内には日本語で結構詳しい説明文があった。
-いつからあったかは不明だが、実はインストールディレクトリにある"VOCALOID/VOCALOID3/vsq3.xsd"がXMLスキーマ定義ファイルのようで、ファイル内には日本語で結構詳しい説明文があった。ゴメンまだ読んでない。

以下は生成したファイルから類推した情報。DTDとかrelaxNGとか書いたことないのでかなりテキトウな表記法になってる点に注意。データの性質からすると表にするよりクラス継承的な表記の方がいいかも知れない。

|entity名|親ノード|子ノード|メモ|h
|vsq3|なし。&br;これがroot|vender/version&br;vVoiceTable/mixer/masterTrack&br;vsTrack+/seTrack/karaokeTrack/aux|xmlns="http://www.yamaha.co.jp/vocaloid/schema/vsq3/"&br;xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"&br;xsi:schemaLocation="http://www.yamaha.co.jp/vocaloid/schema/vsq3/ vsq3.xsd"|
|>|>|>|BGCOLOR(#999999):|
|>|>|>|BGCOLOR(#ffffff):|c
|vender|vsq3|CDATA|固定'Yamaha corporation'。&br;vendorじゃないので注意。|
|version|vsq3|CDATA|'3.0.0.11'&br;多分ファイルフォーマットの更新時に変化する。&br;(とはいえVocaloid3 Editorは現在3.0.4.0でupdateは都合4回のはず?)。|
|>|>|>|BGCOLOR(#999999):|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccc99):|c
|vVoiceTable|vsq3|vVoice+|歌手テーブル。&br;&color(black,#ff9999){そのファイルで利用するかに関わらず生成環境で設定されている全歌手に対応する&br;vVoice要素が作られるようだ。だから雑誌付録DVDの「ボカロPのvsqx」を読むとエラーがでやすいの…。};|
|>|>|>|BGCOLOR(#666666):|
|>|>|>|BGCOLOR(#99cccc):|c
|mixer|vsq3|&color(black,#cccccc){masterUnit};/&br;&color(black,#99cc99){vsUnit+};/&br;&color(black,#ccccff){seUnit};/&color(black,#ccffff){karaokeUnit};|ミキサ全体に相当。&br;vstPluginをつかうと該当*Unit要素にvstPlugin要素が追加されるみたい&br;(詳細調査は保留)。&br;設定値はaux/content以下のCDATAに「も」書き出されてる&br;ようだけどそっちの解読はかなり気力と時間が要りそう。|
|>|>|>|BGCOLOR(#666666):|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):|c
|masterTrack|vsq3|seqName/comment/&br;resolution/preMeasure/&br;timeSig+/tempo+|マスタートラック。ミキサの'Master'と&br;「Track Editorの一番上あたり」の設定。|
|>|>|>|BGCOLOR(#999999):|
|>|>|>|BGCOLOR(#99cc99):|c
|vsTrack|vsq3|vsTrackNo/&br;trackName/comment/&br;musicalPart*|歌唱トラックデータ。&br;複数配置可能で、複数のパート(musicalPart要素)を持つ。|
|>|>|>|BGCOLOR(#999999):|
|>|>|>|BGCOLOR(#ccccff):|c
|seTrack|vsq3|wavPart*|モノラルの効果音WAVトラック。&br;画面上では「Track(Mono)」に相当して主にブレスで使われる。|
|>|>|>|BGCOLOR(#999999):|
|>|>|>|BGCOLOR(#ccffff):|c
|karaokeTrack|vsq3|未調査|ステレオの伴奏WAVトラック。&br;画面上では「Track(Stereo)」に相当して主に伴奏=カラオケに使われる。|
|>|>|>|BGCOLOR(#666666):|
|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):|c
|aux|vsq3|auxID/content|未調査。多分VST(e)プラグインの設定値とか?|
|auxID|aux|CDATA|デフォルト'AUX_VST_HOST_CHUNK_INFO'|
|content|aux|CDATA|デフォルト'VlNDSwAAAAADAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA='&br;VSTプラグインを使うとこの値が変化する。&br;設定値はミキサの方にもあるので「プロジェクトファイル的な情報」かも。&br;ミキサのVSTe以外で使ってるかは不明。&br;ドキュメントないと解析は文字通りhack作業になるので大変。|
**関連項目
【vsq】【MIDI Data Format for VOCALOID2 VSTi】【MIDI Data Format for Real-time VOCALOID2 VSTi】

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