まばゆき光の世界。全ての色が失われ行く
たたえよ虹なす色を。耐光カロル
完全を求めた結果得られた1。関係は要素1からは生まれないと、世界の主体は物でなく関係にあったと、その時になって気付いた。
世界駆ける力のライン。内に潜むは漆黒の夢
たたえよ虹なす光を。耐闇カロル
よりよさ。今以上。それを求めただけだ。邪魔が入らなければ世界が半身を失うこともなかった。
砦襲う戦乱の炎 。驕れし者の心を冷やす。
魂は炎を制する。耐火カロル
剣を極めたもの。最強故にその脆さを知る。
最果ての不毛の荒野(こうや)、凍える民(たみ)決断の時
星を見上げ炎を囲む。耐寒カロル
弱さ故に、未知の荒野を求め、あるいは求めざるを得なかったもの。約束の地。 それはそこにあったのではない。夢が、希望が、そこに作り出した都なのだ。
大風襲う南の島。流る狩人も砦に集う
知識は罠か、恩寵か?耐風カロル
森の頂点に立つ者。草を枕とするハンター達。自然に抱かれ受け入れるそんな彼女らも、 嵐の夜には《シェルター》を求めるのだ。
大地裂け世界が揺れる。全てのものが流砂に沈む
希望は空の彼方に。耐震カロル
永遠を夢見、それを実現したもの達の都。古都は死なず、ただ大地に眠る。
我らは築く、奢りの塔。天の槌に砕け散ろうと。
石積みが、人の証(あかし)。耐電カロル
城塞都市。空中庭園。それは神に抗い世界に抗うべく生まれた者達の都。バベルの塔。
押し寄せる大津波。水の都が波間に消える
技に溺れ技が救う。耐波カロル
貿易港。海に栄え、海に沈んだ都。箱舟。継がれるもの。
カロルのシリーズはわりと気に入ってるんだけど、どこがカロル(賛美)なんだという葛藤があったりなかったり。もうちょっと救いがある方がいいのか。