「Harmorの標準プリセット」のうち、「Tutorials and tricks/Image Synthesis」カテゴリの
- "info"テキストと翻訳
- 使ってみてわかったこと
など。
Decay.fst
| info | This demonstrates a sawtooth decaying in both level & brightness. Only the gain plane is used. |
| プリセット情報 | このプリセットではノコギリ波の音量(level)と明るさ(brightness)が減衰します。使用しているイメージでは「gain plane(訳注:Harmorが画像を解釈する際にRGB分解する「G(緑)」の部分で、音量として解釈される)」だけが設定されています。 |
訳者コメント:
「画像シンセシス」機能の「基本の確認」だけなので特にコメントすることはないと言えばそうなんだと思いますが、わたしもすっかり忘れてたので備忘録的に書いておきます。合ってるかは知りませんが私は以下のように理解してます。
HarmorのIMG画面で読み込んだ画像は、
- 3原色に分解されて緑の要素と青の要素だけが音として解釈されます。
- 画像の縦軸は周波数、横軸は時間として解釈されます。
- この結果、「画像の左下隅の緑色の要素」は「鍵盤を押した瞬間の、そのノートの基音の周波数のサイン波の強さ」となります。例えば「左下隅のピクセルが白(RGB=#FFFFFFで緑が最大値)」の画像を読んで「C4をノートオン」した場合ノコギリ波を構成するサイン波のひとつである「440Hzのサイン波」はたぶん「(Harmorのその他の周辺環境の中で)最大振幅で鳴る」んじゃないかと思います。
- このプリセットで読み込まれる画像の「左端一列」は「下が緑、上が青のグラデーション」なので、「緑要素は下が最大、上が最低」となっています。
- このため、「一番上のピクセルが表している、C4の512倍音」のサイン波は振幅0で鳴る(=鳴らない)ことになります(細かいことを言えばFL Studio仕様上20kHz以上(Harmorは17kHz以上?)は元々鳴らないんだったと思いますが。C0とか低い音なら影響が出てくるはず)。HarmorのVisualizerとかWave Candyとかで見れば低い音が大きく、高い音が小さくなっているのが確認できます。
- 画像を右へたどっていくと、細かいことはともかく全体に緑が薄くなって青くなっていきます。このため、音が小さくなっていきます。これがプリセットの説明にある「音量が減衰する(decaying in ... level)」の意味です。左端が上から下まで緑で上下均等に段々薄くなっていく(青に近づいていく)画像だったら「音量が減衰する」という意味になります。
- この画像の場合、緑色の部分は右下がりに面積を減らしていきます。これによって「音量が減衰する」だけでなく「高い音は低い音よりも早く小さくなる」ようになっています。これがプリセットの説明にある「明るさが減衰する(decaying in...brightness)」の意味です。
とかそんなのがこのプリセットが確認しようとしている内容で、画像シンセシスの基礎知識、ということかと思います。
細かいことを言えば「解像度が縦512ピクセルじゃなかったらどうなるの」とかあるんですが、そのへんは「うまいことやっている」ようです。
Gate.fst
訳者コメント:
Interplation.fst
Per-harmonic unison.fst
Pixel to freq.fst
Pixel to volume.fst
関連項目
【Harmorの資料】