FlowStone

※このページは音楽にも工学にも激しく門外漢な人が書いています。

FlowStoneは、FL Studioのプラグインのひとつ「SynthMaker(SynthMaker2)」として知られるプログラム。
サードパーティである「DSP Robotics社」の開発した「DSP(Digital Signal Processer)」を扱う機器向けの汎用の開発環境を、FL Studioで「シンセサイザーを作るため」に改修したもの。のはず。

DSPとは、大雑把に言って「流れ続けるデータ」をリアルタイムで処理して「別な流れ続けるデジタルデータ」にするような処理をするプログラム。そのプログラム用の専用チップを使うことも多い。「リアルタイムで」音とか画像を扱うようなのはだいたいこのくくりに当てはまる。はず。DSPとはシンセ向けの概念とも言えるが、ロボット制御とかそういう方面でも使われる広い概念で、「(SynthMakerから名前を改めた)FlowStoneという製品」はそういう方面向けという位置づけのもの(参考 http://www.dsprobotics.com/applications.html )。

FlowStoneを使って作られたいくつかのシンセをFlowStoneを通して利用することができ、またそれをFlowStoneで改造することもできるようになっている。

• FL Studioデモ版では使用できない。
• FlowStoneの仕様上、FL Studioの64bit版では利用できない(64bit版FL Studio12でロードすると、64bit版では使えないというメッセージが出る)。
• FL Studio12のインストーラとは別にインストールする必要がある(FL Studio12がインストールされた状態でFL版FlowStoneをインストールすれば、PluginPickerから見えるようになる)。

「FL Studio用FlowStone」は、DSP Robotics本家のものと違い、

• VST Instrumentとして出力すること(要は「他のDAWで使える」シンセやエフェクタのプラグインを作ること)」ができない
• FL StudioのPluginとしてのみ起動できる

らしいが、紹介ページでは「違いはそれだけ」とされているようだ。マニュアル類はSynthMaker当時のものがImage-Lineのサイトで見られるが、DSP Robotics社のサポートページ( http://www.dsprobotics.com/support/ )に行けばFlowStoneのドキュメントも入手することができる(どれくらい違うかは知らない)。
「FL Studio用でないFlowStone」にはライフタイムライセンスはないらしい。

2015/06/18現在とりあえず動作は確認したが、個人的には「64bit版Win7上のFL Studio12でFlowStoneからFL Studio用プラグインを出力して利用する」というのがうまく行ってない。プラグイン出力せずにFlowStone開発環境自体をプラグインのシンセとして使うことはできる。

製品紹介ページ
http://www.image-line.com/plugins/Tools/FlowStone/

FL Studio用FlowStoneに付属する「完成品」のプロジェクト

24 included Synths
8 included Effects
48 included Dashboards

関連項目

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