フリーのASIOドライバ。
あると「レイテンシ」が解消される場合がある。
レイテンシは、具体的に言えば、
- ASIOかそれに相当するものがない場合に
- Windows7でMIDIキーボードを叩くと
- 0.2秒ぐらい遅れてPC上のソフトシンセサイザーの音が出る。
という状況がすごくよくあるので、それを解消する*1。
- Windows固有の問題を「ハードで解決する」ために楽器屋さんが作った規格がASIO。1万とか5万とかするヘッドホンジャックとつまみがついたような専用のハード(オーディオインターフェイスとか呼ばれるけど一般的過ぎて特定できない気もする)が必要。
- 同じ問題を「ソフト的に解消する」ためにMicrosoftが提供するなんとかいう規格がある。
- MSのその規格を使って、ASIOのハードに対応したDTMソフトに対してASIO用ハードがあるようにダマすのがASIO4ALL。
- ASIO対応ハードが最初から内蔵されてて使えるとか、対応してるハードを持ってる、買ってきた、とかいう人はASIO4ALLとか要らない。むしろ邪魔。のはず。
- DTMソフトによっては「低レイテンシドライバ!」とかいうのを独自に提供してる場合も有るみたい。聞いた話ではそういうのも原理的にASIO4ALLと同じことをやってソフトで対応するというもの。
ということらしい。
TIPS
FAQとしては「MSのその規格」はDTMでレイテンシを解消するためには、「音声系デバイス(PCスピーカーとかヘッドホンとか)を占有する必要がある」ので、その規格をつかってるASIO4ALLもデバイスを占有する必要がある。要するにWindowsのシステム音とかブラウザ上のFlashとかが音を出せる状態だった場合、占有できないのでASIO4ALLは機能しない。
「他のソフトをとめてシステム音切れ」というのがFAQらしいけどそれでもダメな場合もあるみたい。
どうしても使えない状況があったけど、とりあえず最新ので上書きしたらなんかうまくいったような気がする。
難しい設定(レジストリがどうとかDLLがどうとか)はないらしいので、無造作にインストーラで上書きしても大丈夫らしい。
設定画面開くとそのPCで使えるデバイスの一覧が出てくるので、たとえばヘッドホンとスピーカーが両方出てるようだったらブラウザはスピーカーを使ってASIO4ALLはヘッドホンを占有できたりする場合もある…みたいだけど、PCにもよる気がする。
発音は「アシオじゃなくアジオだ」という人もいるけどガイコクゴ使う人だったらそういうのはあんまりこだわらないというか付き合いのある特定のガイジンに合わせるのが正解としか言えない。FL Studio Guruのチュートリアルビデオでおなじみのアメリカ英語じゃなさそうな解説者の発音で言えば「あぃじあぉ」が近い。
これ( http://www.youtube.com/watch?v=fn-ALsG4h2I )見た上で「英語ではアジオだぜ。アジオじゃなきゃヤダ」というのは如何かと思う。