単音。 主にDAWの「音源」の文脈で使われる。「同時発声が1音だけ」=「和音が出せない」であることを指す。 monophony/polyphonyというのはわりとフツウに使う音楽用語みたいだけど、DAW以外のとこだと、monophonyというと「複数人によるユニゾン演奏」みたいな意味で使う場合が多いように思う。原理的には同じなんだろうけど。 対義語はポリフォニック。ポリフォニックは和音が出せる。 全部ポリフォニックでいいじゃん?リコーダーとかピッコロで和音が出せるのは不自然!とかいうのもモノフォニックにする動機のひとつにはなるのだろうが、MIDIったらキーボードだし、和音が出せないの不便。全部ポリフォニックでいいじゃん。という議論もあるだろう、というかぼくもそう思ってたわけだけど、モノフォニックじゃないと困る用事もあるみたい。 演奏方法には「前の音からの変化」というのが利用されることがある。身近なとこ(?)ではVOCALOID。ポルタメントとか発音の変化とか。 ちょっと強引なたとえで言えば、例えば
強引過ぎますか。んじゃ
というのはどうでしょ。 参考DAWでもモノフォニック音源を「複数トラックに割り当てて和音として演奏」とか、「コーラスやらユニゾンやら、何だったらピッチ変えて重ねたり」とか、何でもありのような気はするけど、その辺は音源やDAW次第で「本当にその機械上では同時発声が1音だけ」だったり「工夫すれば複数音が同時に出せたり」、あとは「モノフォニック/ポリフォニックが切り替えられたり」する場合があるみたい。 純粋にモノフォニックだと「リバーブ掛けても次の音が出ると残響が消えたり」とかいうこともあるのかも知れない。 関連項目【ポリフォニック】【FL Studioの音源】 |