音声のピーク入力に反応するタイプのエフェクトです。 「音に反応して絵が動くタイプのエフェクト」の代表なので、このカテゴリのエフェクトを使うときは特に「曲を再生しながら調整する」のがよいでしょう。「反応すべき音」としての「AUDIO SRC」には、デフォルトではMixerのMasterトラックが設定されています。このカテゴリ以外でも音に反応するエフェクトは多いです。 わりとどうでもいいですが、エフェクト名がpeakじゃなくpeekとなっているのがいくつかあります。どうとでも理由は付けられそうな気もしますが、peekというと一般には「チラ見する」みたいな意味の動詞だったりします。 Peak effects
Audio PlaneFruidity音に反応して水面に立体的な波紋が現れます。 AUDIO SRC:音に反応して波紋が現れます。 スライダも多くなくシンプルなエフェクトなので説明不要で扱いやすいかなと思います。 Hue, Saturation, Valueのスライダは反応していないような気もします。 JoyDividers音に反応して折れ線になる横線が次々に飛んできます。 AUDIO SRC:音に反応して「線」が折れ線になります。 主張が少ないシンプルな印象を与えるので、応用しやすいかも知れません。 IMAGE SRCの指定が可能ですが、これを活用するのはかなりむずかしそうです。 dividerはこの文脈では「飾り罫線」みたいな意味のようです。 Linearクセのない平面的なピークメーターです。 AUDIO SRC:「ピークメーター」として機能します。 デフォルト状態では上品というか「地味」な感じです。地味なわりに結構すごい数のパラメータがあってめまいがするかもしれません。 標準でBitmap調整のためのスライダが用意されているほか「表示面積が広くなる傾向」にあるので、「映像(静止画とか動画とか他のエフェクトの画像とか)を"チラ見せ"するフィルタ」として使うことが想定されているのかも知れません。 PeekMe棒グラフでなくピークだけを示す感じのピークメーターです。 AUDIO SRC:「ピークメーター」として機能します。 モーションブラー的な残像を標準で持っていて、それを調整して見せるためのスライダがいくつもあります。 Polarピークメーターを円状にしたものです。 AUDIO SRC:「ピークメーター」として機能します。 「高音部が下(6時方向)で、時計回りに一周して下が最低音」、音に反応して「円の外と中へ対称に伸びる」のがデフォルト設定ですが、回転させたり伸ばす方向を変えたり、大体思いつくあらゆるカスタマイズが可能になっています。 単体で見栄えがよく、他のエフェクトと組み合わせの相性もよく、クセがなくコントロールもしやすいためか「とてもよく使われてる」ようで「Btw, most of them are using Kjells Polar script 」とか言われちゃっています。 Reactive Sphere地味地味な球体が音に反応してびっくり箱のようにボコボコと出っ張ります。 AUDIO SRC:音に反応して球体がボコボコでっぱります。 「音量変化に非常に敏感」で、変化が大きく動きがパキパキとしてるので、ワンポイントのインパクトに良さそうな感じです。 デフォルトではサイケな感じの色づかいとなっていますが、その分「色調整のHSL(Hue, Saturation, Lightness)スライダ」を変化させたときの印象のギャップがおもしろいと思います。狙った色を出すのは難しいかも知れません。 ReflectedPeeks明らかにピークメーターではあるのですが「一呼吸遅れて残像的に動く」あたりが特徴なのかも知れません。 AUDIO SRC:「一呼吸遅れるピークメーター」として機能するようです。 「反応している時間がとても長い」ので、それを想定した音源を選ばないと映像がカオスになり勝ちで「無音時間を意識した抑制的な使い方」が要求されている気がします。 ふさわしい使い方かどうか疑問はありますが、あえてAUDIO SRCに無音のトラックを指定して「IMAGE SRCの指定画像になんだかよくわからない反応の仕方をするのを逆手にとって、画面全体の変化が大きい映像(「Digital Brain」エフェクトの出力とか全体の輝度が高いのが望ましい)を食わせてみる」とか、「Angles」スライダを「0%でない0%付近や、100%でない100%付近あたりに固定」して「Size/Thickness」スライダを動かしたりして「モアレを観賞する」とかいうのも、ちょっとおもしろいかなと思います。 SplinePeaksStereoWaveFormStripe PeeksVectorScopeオシロスコープのモードの一種である「Vectorscope」として機能するようです。 AUDIO SRC:「Vectorscope」として機能します。たぶん。 Vectorscopeというものは、FLユーザーならWavecandyのモードのひとつとしてもしかしたらなじみがあるのかも知れません。私はさっぱりわかりません。 「何となく流しておく」以上の、「どう使うか、どうすると見栄えがするか」というあたりはなかなか難しい話と思うんですが、Wavecandyの挙動とだいたい同じようなので、その辺から研究するといろいろ出てきそうです。 WaveSimple折れ線グラフのような表示をするシンプルなピークメーターです。 AUDIO SRC:「ピークメーター」として機能します。 点対称になっているようで、基本的なスライダのほか「Rotation」スライダで回せるので、この辺を「地道にうまく動かす」と「回転しながら巨大化してフェードアウトするピークメーター」とか「地味にかっこいい感じ」で使えるかなと思います。 IMAGE SRCが「なんだかよくわからない形で反映される」ので、単純なグラデーションや色調変化を期待して「地味に変化をもたせる」ことができるかと思います。 Youlean OscilloscopeYoulean Peak ShapesYoulean Waveform関連項目 |