「テキスト」型のエフェクトです。 テキストは「Add Content > Text」、「Add Content > HTML」であらかじめ指定しておきます。 テキストの一行一行は、各レイヤーで個々に扱うことができます。詳細は「Add Content > Text」、「Add Content > HTML」の説明を参照してください。 (2019/02/03:FL Studio20.1?でHUDカテゴリに新たにテキストを扱えるエフェクト「HUDカテゴリ#HUDText」が追加されたようです。多くのアウトラインフォントらしきものが追加されて使いでのあるエフェクトのようですが、日本語は使えないようです。内部処理的に、日本語フォントを追加してもダメっぽいです) Text
MeshText「Add Content > Text」で記述したテキストを1行ずつ画面上にポリゴンメッシュで表示するエフェクトです。 AUDIO SRC:反応しません。 視覚的にわかり易いので、一度テキストが表示できるところまでわかれば、スライダを動かしていれば直感で使えると思います。ちょっとわかりにくい「Diameter」スライダは「Staraight/Circle」スライダと組見合わせて使うものです。 日本語は使えません。 TextDraw「Add Content > Text」で記述した文字列を一行ずつ表示します。 AUDIO SRC:反応しません。 スライダはすべて視覚的にわかりやすく触れば反応するので、「なんとなくかっこよく使える」んじゃないかと思います。 日本語は使えません。 フォントの置き換え 「巨大ビットマップの一部分を機械的に切り出す」というのがこのエフェクトの本質であるので、「他のエフェクト(既存エフェクトで有望なのはTextTrueType)でフォントデータ生成管理してTextDrawでバンク切り替え」とか「FL Chanが繰り返しなしで1時間踊り続けるアニメーション製作」とかちょっと突っ込んだ使い方も可能かも知れません。 OSのフォントからTextDrawで利用可能なビットマップデータを抽出する、というのは理論上自動化可能と思いますが、簡単なツールが存在するかは不明です。どの道扱えるのは1フォントあたり64文字程度のようなので、時間が有り余っているならWindowsのペイント(ペイントブラシ)とか使って手で対応するのも現実的と思います。 TextTrueType「Add content > HTML」に記述した「HTMLっぽい独自言語」を「HTMLっぽい解釈をして表示」します。 AUDIO SRC:反応しません。 この「独自言語」については「Add content > HTML」の画面上に説明があるのですが「ここにあるのが全仕様であって、これはHTMLではない」と思ってた方がよいかも知れません。 仕様がまだよくわかっていないのですが「SingleLineMod」トグルスイッチをオン、「Text Line」スライダはで行選択、「Add content > HTML」で「[textline]」と書いておくとそれが「Add content > Text」に書いたもので置き換わる。という仕組みがあって、歌詞表示での使用が推奨されています。この辺の使い方は公式のチュートリアルビデオ(FL Studio Guru|ZGameEditor Visualizer Text & Lyrics)で懇切丁寧に説明されているので英語を聞かなくても画面の流れを見てればなんとなく使えるんじゃないかと思います。 予約語とProject settingとWizard FL Studio20.1.1現在、ZGEvisには「Wizard」という機能がbetaとして提供されていて、TextTrueTypeエフェクトを利用するプリセットがあるのですが、この使い方では挙動が怪しい気がします。Wizardを起動してtitle, authorなどを設定した場合、以前は
という挙動だったと思うのですが、FL20.1.1ではこれらが「べつのどこか」に保存されているようです。
ということで、Project settingの内容は変更されません。また、「書き込み、予約語での呼び出しはできるものの変更ができない」ようです。ほかに[extra1]-[extra10]とか予約語があるのですが、これも「べつのどこか」に書き込まれているようで、どうやって変更できるのか謎です。原稿仕様では「Wizard起動時点で設定はすべて消去される」ので、そこそこ深刻なような気がします。 日本語が(ある程度)使えます。
TextTrueTypeエフェクトでは日本語フォントの指定も「fontタグにフォントファイル名を拡張子付きで指定する(MS明朝なら"<p><font face="msmincho.ttc">MOJIRETSU</font></p>"とか)」ことで「とりあえず」可能です。ヘルプの記述を見る限り「フォントファイル名」でなく「フォント名」での指定もたぶん可能なのですが、確実な指定方法は未確認です。 FL Studioのバージョンによって「Add Content > Text」の入力フィールドのIME対応具合がまちまちで日本語の入力が困難だったり化けたりします(これはFL Studioの他のUIでもしばしば起こります)が、「メモ帳」など別アプリでコピーしたテキストをペーストする分には問題なく使えているようです。「ビデオチュートリアルの通り日本語歌詞を扱いたい」という程度の需要には必要充分に応えられる対応状況と思います。 これもバージョンによって挙動が一定でない可能性がありますが「Single Lineでない使い方が事実上できない=HTMLテキストに直接日本語を書いた場合([textline]経由しなかった場合)」に文字化けするようです。経験的には半角のソ("ソ")と思われる文字に化けます。 余談ですが、フォーラムで指摘のあった「インドの文字(マラヤーラム文字)」の話( https://forum.image-line.com/viewtopic.php?f=1700&t=160854 )は「文字の部品を実行時に組み立てて出力するみたいなパターンでグリフの表示位置がが正しく処理されない」ので、「それが必須な言語のフォントは対応に時間かかるので後回し」とかいう話になっているようです。 関連項目 |